不動産会社に査定を依頼するときの査定額とは、
売出しから3ヶ月以内に売れると想定される価格のことです。
3ヶ月以内というのは、売却の媒介契約期間が最長3ヶ月と
宅建業法で決められているため、更新期限までに確実に売れると
思われる価格を提示し、その後売主様の希望や経済情勢等を
加味して売出し価格を決定するというのが本来の査定のあり方です。
市場を理解している不動産のプロが査定する場合、その査定額に
そんなに誤差がでるものではありません。
しかし、現在は査定がネットで数社一括査定できる時代になり、
各社一番高い査定額を提示して、とにかく売主様の興味をそそり、
専任媒介契約を獲得することを目的とした「歪んだ不動産査定」が
横行しています。
ですから各社の査定額にかなり価格差が生まれています。
売主様としては比較しようとして数社の一括査定を依頼したのに
どれが本当の査定額なのか分からなくなるという事態になります。
また、各社から電話や訪問などが相次ぎ対応に追われるという
問題も生じています。まさに本末転倒です。
各社の意見を聞いてみるということもよく言われますが、
余程遠方にお住まいの土地勘がない売主様でなければ、売主様も
ネットやチラシでだいたい付近の不動産相場観はあると思います。
まず1社の3ヶ月以内に売れる査定額を聞いてみて、自分の考えと
そんなに開きがなく、信頼できそうな担当者であれば査定は
1社でも問題ないと思います。
高い査定額を出す担当者が高く売ってくれる担当者ではない
ということを覚えておいてください。
監修者情報
代表 田村 佳寛(たむら よしひろ)
当社は3代にわたって、大阪府池田市エリアで地域に密着して営業活動を続けてきた不動産会社です。
地域に精通した「知識と人脈」を活かして、お客様の大切な不動産の売却に取り組んでおります。池田市の物件に精通した地元出身の代表自らが行っているからこそ、物件の特性、地域情報、相場、成約事例等について詳しくアドバイスすることが可能です。
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