本日の日経新聞朝刊8面の記事です。
国土交通省は中古住宅の取引活性化のために登記簿とレインズの
データを紐付けする官民共通IDを検討しています。
消費者がスマホでAI査定や相場を知ることができるように
システムを構築したいようです。
記事では、日本の中古住宅流通量が1割程度しかなく、
新築戸建に比べて少ないことや欧米の中古住宅流通量が7割あること
等と比較してこのようなシステムを作るべきとしていますが、
中古戸建ての流通が少ない原因はそこではないです。
日本では、築浅の中古戸建を売却される方が少ないことや
放置された空き家が多く売出しされているという現状があり、
コスト面でリフォームするより建替えを選択される方が多いから
流通量が少ないのです。
中古住宅を買う側の心理として「設備の状況や価格の妥当性が
分からない」といった声もありますが、通常は仲介業者が価格の
根拠や成約事例を示してお客様に説明しますし、建物診断等で
設備の状況を契約前に調べることもできます。
不安な気持ちのまま、中古住宅を買う方はいないと思います。
スマホでAI査定を利用するのもいいですが、それで中古住宅の
流通量が増えるとは思えないですが、どうでしょうか。
監修者情報
代表 田村 佳寛(たむら よしひろ)
当社は3代にわたって、大阪府池田市エリアで地域に密着して営業活動を続けてきた不動産会社です。
地域に精通した「知識と人脈」を活かして、お客様の大切な不動産の売却に取り組んでおります。池田市の物件に精通した地元出身の代表自らが行っているからこそ、物件の特性、地域情報、相場、成約事例等について詳しくアドバイスすることが可能です。
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