今年は弊社で任意売却物件の仲介を2件させて頂きました。
いずれも弁護士からの紹介案件です。
住宅ローンだけでなく、税金や健康保険料も滞納されている
ケースがよくあります。
自宅を任意売却するためには抵当権や差押さえなどの登記を
抹消する必要があります。
債権者に抹消の同意をえるために査定書の作成や債権者と交渉し、
まずは任意売却に応じてもらうために必要な下交渉をすることに
なります。いくら返済すれば抵当権や差押登記の抹消に応じてくれる
のかを確認したうえで売却のプランを立てていきます。
抵当権者にすれば競売にかけて売却することも視野に入れています。
競売で売却するよりも債権を多く、早く回収できるなら任意売却に
応じてもらえます。そこを理解して頂くための資料を作成し、
交渉するのが仲介業者の仕事です。
よくあるのは直ぐに不動産会社へ買取を打診し、購入申込書を
債権者に送るという愚策です。
抵当権者からすれば仲介業者が安易に売却しようとしていると
思いますし、価格も安いケースが多いので断られることになります。
まずはエンドユーザーに対して情報を公開し、市場で売ることが
できないかを模索するべきです。
また、税金等の滞納については、売却後に自己破産しても消えない
債権ですので、今後どのように返済するのかを行政に対して説明する
ことも必要です。私はいつも債務者と一緒に市役所などに行き、
担当者に話をして、交渉をしています。
全ての債権者に同意を得ないと成立しないのが任意売却の難しい
ところです。任意売却の経験が少ない仲介業者ですと債権者との
交渉が進まないこともよくあります。
任意売却を成功するための秘訣は、経験豊富な担当者に依頼すること
が必須条件です。
監修者情報
代表 田村 佳寛(たむら よしひろ)
当社は3代にわたって、大阪府池田市エリアで地域に密着して営業活動を続けてきた不動産会社です。
地域に精通した「知識と人脈」を活かして、お客様の大切な不動産の売却に取り組んでおります。池田市の物件に精通した地元出身の代表自らが行っているからこそ、物件の特性、地域情報、相場、成約事例等について詳しくアドバイスすることが可能です。
不動産の売却を検討中のお客様は、お気軽にご相談ください。
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