土地売却にともなう失敗談

土地売却にともなう失敗談

土地売却にともなう失敗談

土地を更地で売却するときには、建物があるときの売却に比べ

簡単と思う方がいるかもしれません。

しかし、土地の売却だからといっても、確認事項や注意すべき

ポイントが多くあります。確認などを怠ると、土地売却について

トラブルに巻き込まれる可能性があります。

 

そのようなことにならないよう、本記事では土地の売却に関する

失敗談を紹介します。土地の売却にはこのような失敗談があるのだ、

と認識いただきご自身が土地を売却されるときの参考にしてくだい。

 

土地の売却に必要なこと

土地を売却するためには、事前に行っておかないといけないことが

あります。土地を売却するために、事前に行っておかないといけない

主なことは、次の通りです。

●確定測量を行う

●建物があり、更地で引渡しの場合は建物等の解体工事をする

●隣接地からの越境物がある場合には隣接地と覚書などを締結する

●土地を駐車場などで貸している場合は賃貸借契約の解除

土地を売却するには、このようなことを行う必要があります。

この中で、トラブルに発展しすい確定測量と建物を解体するときの

失敗談を紹介します。

 

確定測量をしたときの失敗談

土地を売却するときには、土地の面積を確定させるために、

確定測量を行う必要があります。測量を行ったときに、

隣地から越境されている、自分の土地から隣地へ越境してしまって

いるということもわかります。越境は土地の売却の引渡し前までに

解決しておかなければなりません。

越境についてのトラブル事案を2つ紹介します。

 

●隣地に有利な越境の覚書にサインしてしまった

越境が見つかったときには、越境を解消するために隣地と解決のため

の覚書を締結します。この覚書の内容をきちんと確認しておかないと

トラブルになります。例えば、こちらの樹木が隣地に越境するたびに

伐採をしなければならない、というような内容にしてしまうと

何度も費用や手間がかかり大変なことになります。

越境の覚書は、買主にも引き継がれるため、このような内容の覚書

では買い手がつかなくなる恐れがあります。

●隣地からの樹木の越境を勝手に是正してしまった

隣地から樹木が侵入してきた場合、枝や葉を勝手に切り落として

しまう方がいますが、厳密に言えば器物破損のため、勝手に行っては

いけません。勝手に伐採を行った結果、樹木が枯れてしまったなど

隣地と揉めてしまうことがあります。隣地と揉めてしまうと、

土地の買い手がつきにくくなります。

 

建物解体工事をしたときの失敗談

土地売却のトラブルが多い事項として、越境の他に解体のトラブルが

あります。解体についてのトラブルを3つ紹介します。

 

●解体の相見積もりをしなかったため、解体費用が高額になった

解体は高額な解体費用を請求してくる会社や、解体工事を適当に

行ってしまう会社が存在します。相見積もりを取得しないと

高額な請求をされているのか、判断をすることができません。

相場の倍以上の請求が来てしまっても、その金額が正しい金額と

思い込んでしまうことがあります。そのような会社に引っかからない

ためには、相見積もりを取得することをおすすめします。

 

●見積もりがかなり安い解体業者だったが工事内容が劣悪だった

今度は逆に解体費用がかなり安かった場合のトラブルです。

相見積もりを取得して、1社だけ突出して解体見積もりが安い場合

も、注意しなければなりません。

建物を解体するときには、砂ぼこりなどが舞い上がりますが

その対応策を取っていない、解体したゴミを地中に埋めてしまう等

のトラブルが発生することがあります。解体費用が安すぎるという

ことは、施工の程度が悪くなる恐れがあると身構えたほうが

よいかもしれません。

 

●解体を早く行ったしまったため固定資産税が上がってしまった

不動産には固定資産税が毎年課税されますが、土地の固定資産税には

小規模宅地の特例という減税措置があります。

固定資産税の小規模宅地の特例とは、土地の上に住宅が建っている

場合、面積㎡以下の部分に対する固定資産税標準額が分のになる

特例です。この小規模宅地の特例は自治体により自動的に計算され、

減税された固定資産税額が来ています。

建物を解体すると、固定資産税が倍近く上がることがあります。

土地の上に住宅があり、解体をしなければいけないときは、

不動産会社と相談してなるべく不動産の引き渡しの日に近いところで

解体したほうがよいでしょう。

 

まとめ

土地として売却する場合は建物がない分、気を付けなければならない

ことが少ないのでは、と思うかもしれません。

しかし、土地の売却だからと言って、気を付けなければいけない

項目が少ないわけではなく、注意して売却をしなければトラブルが

起きる可能性もあります。

土地を売却するときには、さまざまなことに注意して売却を

進めていかなければなりません。

田村商会では長年の実績を活かし、土地売却を検討されている方に

正確な査定と適切なアドバイスを行っております。

土地のご売却をお考えの方は、田村商会までお気軽にお問い合わせく

ださい。

監修者情報

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代表 田村 佳寛(たむら よしひろ)

当社は3代にわたって、大阪府池田市エリアで地域に密着して営業活動を続けてきた不動産会社です。
地域に精通した「知識と人脈」を活かして、お客様の大切な不動産の売却に取り組んでおります。池田市の物件に精通した地元出身の代表自らが行っているからこそ、物件の特性、地域情報、相場、成約事例等について詳しくアドバイスすることが可能です。
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