「現在の住まいに不満があり理想の住居に住み替えたい」と、考える人も多いのではないでしょうか。
住み替えすれば理想の住まいに引越しできますが、トラブルになりやすいため注意しなければなりません。
本記事では、住み替えでありがちな失敗事例と解決策・トラブル防止法を紹介します。失敗事例や解決策・トラブル防止法を理解すれば、スムーズに住み替えできることでしょう。
住み替えを進めるにあたって自宅を売却し、仮住まいしながら新居を探そうと決めていました。スムーズに売却でき、その後に仮住まいしたものの、希望の条件を満たす新居がなかなかみつかりませんでした。計画では2ヶ月ほどの仮住まいが必要としていましたが、結局1年以上も仮住まいし、予定よりも多く家賃を払うことになってしまいました。
物件探しはタイミングもあるため、なかなか理想の物件には出会えないと考えておくべきです。自宅を売却してまで住み替えしようとすると、次は理想を叶えたいという気持ちが強くなり、移転先の希望条件のハードルが上がってしまうものです。そのため、余裕をもったスケジュール、資金計画で住み替えを進めていく必要があります。
住宅ローンで購入した自宅は売却せず、新居を探すことにしました。すぐに理想の物件がみつかり住宅ローンを利用して新居を購入しましたが、自宅がなかなか売却できず、売れるまで自宅と新居の住宅ローンを同時に返済することになってしまいました。住宅ローンが2本立てとなって生活が苦しくなり、危うく滞納するときもありました。
年収に余裕があれば自宅の住宅ローンが残っていても、新居も融資を受けて購入できます。しかし、住宅ローンが2本立てとなると生活を圧迫するリスクが高まり、返済できなくなるおそれもあります。よほど余裕がない限り、自宅を売却して住宅ローンの2本立ては避けたほうがよいでしょう。自宅を売却していったん住宅ローンを全額返済し、仮住まいしながら新居を探すことをおすすめします。
住み替えのために自宅を売りに出したら、予想よりも早く買い手がみつかりました。買い手は早い入居を希望していたため、新居を急いで探さなければならない状況でした。焦って探した結果、あまり環境のよくない物件を購入してしまいました。
住み替えするには、余裕あるスケジュールで進めなければなりません。買い手の希望に沿うかどうかは、計画したスケジュールと比較して決定すべきです。計画より短い引渡し期間を提示されたら、交渉して延ばしてもらう必要があります。もし交渉を受け付けてくれないのであれば、ほかの買主を探すという強い気持ちも必要でしょう。
住み替えしようと自宅を売りに出しましたが、なかなか売れず時間が経過してしまいました。早く新居に引越ししたい気持ちがあり、我慢していたのでかなり焦ってきてしまいました。ようやく買い手がみつかったものの、大幅な値段交渉をされそのまま受け入れてしまいました。交渉を受けたことで、手持ち資金がかなり減ったため後悔しています。
住み替えはスケジュール通り進まないケースが多く、焦ってしまうのも仕方ありません。しかし、資金計画に影響を及ぼすような値段交渉を受けてはいけません。資金計画が狂う原因となり、希望条件を満たす新居を購入できなくなるおそれがあります。住み替えする際にはきちんと資金計画を立て、値下げできるラインを明確にしておきましょう。
住み替えにあたって自宅を売却する必要はなく、賃貸物件にして不動産収入を新居の住宅ローン返済に充てる計画を立てました。しかし、自宅を借りてくれる人がみつからず、新居の住宅ローン返済に充てられませんでした。しかも、自宅の固定資産税が課税され、かえってマイナスに。
自宅の住宅ローンを全額返済すれば、賃貸物件として貸すことが可能です。賃料を新居の住宅ローン返済に充てれば生活が楽になるものの、収益を簡単に生み出せるほど不動産賃貸経営は甘くありません。自宅を貸す際には、不動産会社の賃料査定を受けたうえで、希望の家賃で貸せるかどうか確認しておくべきでしょう。
住み替えをスムーズに進めるには自宅の売却相場を理解したうえで、資金の流れを正確に把握する必要があり、新居に引越しするまでの詳細なスケジューリングも不可欠です。
しかし、すべて自分で調べて計画するのは難しいため、信頼できる不動産会社に相談して進めることが大切です。
創業から70年以上不動産業に従事している田村商会では多数の住み替えをお手伝いしてきました。
住み替えのノウハウをもつ担当者が計画から売却、購入までサポートするので安心してお問い合わせください。
監修者情報
代表 田村 佳寛(たむら よしひろ)
当社は3代にわたって、大阪府池田市エリアで地域に密着して営業活動を続けてきた不動産会社です。
地域に精通した「知識と人脈」を活かして、お客様の大切な不動産の売却に取り組んでおります。池田市の物件に精通した地元出身の代表自らが行っているからこそ、物件の特性、地域情報、相場、成約事例等について詳しくアドバイスすることが可能です。
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